FC2ブログ

Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

ウォーターサーバーレンタル事業


最初に、3ガロンボトルを月々2,000本を売り上げるのに、最低500台(1千万円相当)のサーバーを必要とするいう計算を示しました。しかし、皆さんもご承知の通り、この事業月々2,000本の売り上げでは、潰れないで立っているのが「やっと」です。経営の持続性を得るための「改善」を事業に織り込んでいくためには、少なくとも倍の4,000本乃至は5,000本程度の数字を達成できないと先には進めません。
その数字は、サーバー台数で言うと1,000台から1,250台のサーバーを保有していることを指します。また、所謂「スケールメリット」と呼べるものを享受するには、月々1万本程度の販売数が必要でしょう。それは、サーバー保有台数に換算すると2,500台で、金額にすると5千万円ほどの投資を必要とします。

我が業界でこのスケールメリットに到達している企業は極めて限られています。そして、それができたのは、「製造販売」を兼ねているところに限られています。もう一つ、需要と供給という面で、需要側が供給側を探し出さざる得ない時期から、この事業を始めていたというのが成功の必須「条件」です。そうした「条件」を利用して、果敢にサーバーへの投資をした企業のみが、「スケールメリット」という果実を手にしました。
一方、お金の掛かるサーバーを代理店に買わせ、その上で水の販売も代理店にさせてきたRO本部も「スケールメリット」を手にしました。但し、こちらの場合は代理店の利益が考慮されていませんでしたから、その現実を知った新規参入者の激減により、一旦手にした「スケールメリット」は目減りの一途を辿っています。

上記が、このビジネスの現況です。これだけの期間を費やして、たった一握りの成功事例しか生み出せなかったというのが、この業界の現実なのです。それを直視するならば、このビジネスの先細り傾向は明白と言う他ありません。だからこそ、このビジネスに関わる人や企業が生き残って行くには、「サーバーをどう合理的に設置して行くのか?」という「課題」に明確な「答え」を出さなければならないのです。

もっと具体的な話をしましょう。サーバーメンテナンス事業に仕事が回り始めています。しかし、その1台当たりの料金は、今や「3,500円」という低料金です。その料金で、メンテナンス業者は事業を円滑に回して行くことができると思いますか?まだまだ人件費の高い日本で、手間の掛かるサーバーメンテナンスをその料金でこなしても利益など(ほとんど)出ません。一方、実際の料金には部品の交換にかかる実費が加算されますから、メンテナンスをお願いする側の負担は、「3,500円」では済まないのです。つまり、メンテナンスにかかる金額は、仕上がってみるまでは分からないというのが実情です。「3,500円という低料金を、部品交換で生じる僅かな利幅で少しでも埋めたい」と考えるメンテナンス業者と、「できるだけ低料金に収めてほしい」と考える水業者の思惑が、交錯しています。これでは、残念ながら、「餅屋は餅屋という関係」は成立しません。

「誰も儲けられない」商売では、誰がやっても「経費倒れ」の経営から抜け出すことはできません。誰かしらが「儲け」、それが関わる人へも「利」をもたらすものでないかぎり、商売を「飽きない」ほど続けられる循環が形成されることはないからです。

しかし、メンテナンス業者やサーバー輸入会社が「サーバーレンタル事業」に一歩を踏み出せば、全くちがった視界が展けます。自分たちの保有するサーバーを「どう?メンテナンスして、レンタル商品の寿命を保つか?」は、レンタル業者側が考えざるを得ない一番のポイントとなるからです。そこに生じる「合理性」こそが、「餅屋は餅屋」という関係性を意味あるものとして機能させます。ただただ「おこぼれ的」にサーバーのメンテナンス業をこなしている人や企業に、サーバーレンタル業がもたらすであろう「利益」を是非皮算用していただきたい。自分たちの持つメンテナンス力を、3,500円という料金で安売りするのではなく、サーバーに10年の寿命を吹き込み、末永く、合理的な「利益」を得る。保有台数の多さが、負担としてではなく、利益として計算できるのはサーバーレンタル業者をおいて他にはない!という事実に気が付いて欲しいのです。

そして、同時にその計算を成り立たせられるのは、それを利用する側の水販売業者であることにも着目していただきたい。「餅屋は餅屋」という関係は、当然のことながら「相互の関係」を指します。その相互関係こそが、業界全体の「厚み」を形成していく要素となります。その「厚み」と言うか?「懐の深さ」が、我が業界には決定的に欠け落ちているのです。

輸入品しか存在しないサーバーが、なぜか?電器量販店にも並びません。そして、メンテナンスは水販売業者がやらされるなんて、これほど「お門違い」なことを続ければ、誰も儲けようがないのは必然だとは思いませんか?そして、そのサーバーの保有台数が水の売り上げを直接的に左右してしまうというのが現実なのです。今の様に1台のサーバーが月4本未満の水の販売しか生まないならば、最低の売り上げとしての2,000本には500台のサーバーが、そして、4,000本には1,000台のサーバーが必要なのです。
その500台や1,000台のサーバーを、水業者が購入したり、メンテナンス管理することの「非現実性」をどう埋めて行くのか?その単純明快なポイントを、サーバーメンテナンス業者並びにサーバー輸入会社がビジネスチャンスと捉えることが重要です。そして、そのウォーターサーバーレンタル業を、水業者が自らの利益のために積極的に利用して行く。それが、RO各社によってねじ曲げられてしまった「大型容器による水宅配業」を、「他国では成り立っている、合理性に富んだ事業として日本に根付かせる」唯一無二の方策であることをご理解いただきたい!

(完)


別窓 | | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<<おまけ>ウォーターサーバーレンタル事業 | Water Diary | ウォーターサーバーレンタル事業>>

この記事のコメント

∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| Water Diary |