ミトコンドリアの不思議
私は、何を言いたがっているのか?と言えば、それは、「生命のつながり」という事についてです。私たちは、よく「宇宙には、他に生命体(特に知的生物)は存在するか?」という話をしたがります。しかし、そんなことよりも、もっと「実証可能」なことを探る方が興味深いだけでなく、有用ではないのでしょうか?たとえば人体についてです。そして、微生物や細菌との「生命のつながり」なしに今の人類が存在し得ないことに、私たちはもっと留意すべきではないのでしょうか?。私たちは、「海」から生まれたとされています。しかし、そういう言い方が成り立つならば、私たちは「微生物」から生まれたとも言えます。その微生物が体内に「宇宙的な数」で存在し、人体の実質的な「健康維持」や「エネルギー生産」にまで関わっているのです。極端な話、それらのほとんどすべてを「微生物や常在菌に頼っている」という解釈すらできます。それなのに、人間は「自分一人で生きている」かの如く振る舞い、生態系の頂点に立っていながら、そのピラミッド体系を支えている構成員のことは、まったくと言って良い程「気に掛けていません」。欲望の赴くまま、環境破壊を推し進めるだけでなく、次から次へと「毒」を生み出し、「生命のつながり」を寸断させることに余念がありません。人間は、その「毒」を「脱法ハーブ」の新種の如く、いくらでも作り出すことができるのです。
(つづく)