売れる水、買いたい水
この国を本当に変えたいのなら、私たちは歴史に学ぶべきだ。それは「尊王」に立ち返ることだ。今の権力を「朝敵」として糾弾することだ。「天皇は日本の象徴」と言うならば、今の権力は天皇にも、日本国にも、日本国民にも似つかわしくない。いつの世でも、日本の権力は、天皇の勅旨をいただくことで「大義」を得てきた。徳川を倒した今の権力も、同様だ。だが、欧米列強に倣い、世界中の「利権」に目移りするあまり、国内の窮状には目を背ける。自分たちの「利権」のためなら、「雇用」すら輸出入してしまう権力にこの国を治める「大義」など「もう」「ひとかけら」も残されていない。
(つづく)