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売れる水、買いたい水


そして、権力奪取を狙う者たちが諜略の切り札として利用してきたのが、その「詔勅」だ。だが、その意味で、今の権力は日本史の中でも「亜種」だ。なぜ?「亜種」かと言えば、それまでの権力は確かに天皇から権限の「賦与」を受けたが、天皇を直接「担ぎ出す」ようなことは「畏れ多い」ことで「しなかった(できなかった)」。それを明治に生まれたこの新興勢力は、大胆にも、天皇をそのまま神輿に乗せることで自分たちの権威の拡大を図った。それだけ、自分たちの権力基盤が「弱い」ことを承知していたのだ。その「亜種」が、日本の歴史上類例のない、海外進出・海外派兵・隣国への侵略を怒濤の勢いで展開した。天皇の権威を好き勝手に使い、対抗する人々に「非国民」のレッテルを貼り、民への無慈悲な統制を敢行した。その例は、「枚挙に暇がない」。

私たちが、「御上に物を申すことができない。御上のすることにケチをつけることを、タブー視する」理由は、そのためだ。戦前・戦中・戦後を問わず繰り出された「国家権力」に因る「暴力」を、国民は「トラウマ」として抱えている。「トラの威を借りたきつね」の様な「権力」が繰り出す「不条理」な仕打ちを、この国の民は「恐れて来た」。そして、この「亜種」によって、日本の近代史は大きく「変節」を遂げて来てしまった。それにも関わらず、私たちはこの「亜種」の支配を「覆す」ことも、「払い除ける」必要性も感じていない。今更ながら、「諜略・宣伝」の効果と怖さを知る。

(つづく)

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水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
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