売れない水、買わない水
止まれ!他のことを「引き合い」に出して論点を拡散させるのは止めよう。要は、今のままでは、私たちが「売ろう」とする水が売れることはない。「良いもの」でもふんだんに使えるようしなければ、結局は使ってもらえない。そこが私たちが理解しなければならないポイントだ。水道水に取って代わりたいなら、なぜ?取って代わらなければならないのかをまず供給側が知り、それを消費者にも伝えなければならない。そして、そこに留まらずに、ふんだんに使っていただけるよう水道水に匹敵するだけの「価格」も同時に示さなければならない。
そこに踏み込む「勇気」がなければ、結局はガロンボトル入りミネラルウォーターのみが持つアドバンテージは活かせない。
存在意義が不明なものを売ろうとしても、「売れない」。そして、人々は、生活や健康に役立つものでないなら、もう「買わない」。
(つづく)