売らない水、買わない水
弊社の取り揃えたクレードル&バルブやポンプをコンスタントに売り上げるところが現れた。その勢いは去年から始まり、衰えることを知らない。そこが掲げているのが、「売らない水、買わない水」だ。誰よりも、「勢い」がある。その勢いの「源」を紹介したい。
まずは、直接そのホームページを見ていただくのが、分かり易い。 http://araebisu.jp/project このページの中に彼らのコンセプトはすべて記されている。
「いま日本の命でもある大切な自然が失われつつあります。日本の水資源は広葉樹豊かな山から生み出され、日本ほど水資源に富んだ国はありません。今なら日本中の山を、現在の北陸、中国、東北地方脊梁山脈のような割合の樹木に戻せる可能性があります。しかし禿げ山になってからではそれも到底叶いません。 広葉樹豊かな森や水資源を守り、育て、自然と触れ合う。自然と私たちが共存、共栄できる人と自然の本来の関係に変えていこうという活動です。
ブナ林の自然(水源地)と会員の皆様とをこの地から湧き出す自然水を通じて“意識の絆”で結びたいと思います。このお水は販売するのではありません。まるで田舎の家族がするように、心をこめて皆さんの代わりに手汲みしてお届けします。
私たちにはこの活動を実現していくにあたり多くの仲間を必要としています。安全な食や水を生み出す森と水源地に直接かかわり喜びを共有していきましょう。サポーター会員の皆様からの会費がこの活動を支えます。」(いのちのもり響命プロジェクト)からの抜粋
元々の発想が、これまでのものと違う。「里山資本主義」を掲げ、自然水を「オルタナティブ」な存在として彼らの活動の中心に据えている。「オルタナティブ」とは、「既存のものに取って代わるもの」という意味だ。その意味では「カウンターカルチャー」とも近い言葉だが、エアの掲げる「ポストモダン」とも通じるところがある。
(つづく)