日本の世紀 2
鳩山首相が繰り出す政策の急進性は、私にとっても意外でした。しかし、それだけことが緊急性を帯びているという「認識が深い」のでしょう。お陰で私がブログを通じて指摘してきた幾つかの問題から解放されることになりました。私が、経済や政治に口を挟むのは「ことが緊急を要していた」からでした。本当に、「経済を優先させていると、地球が持たない」ところに私たちはいるのです。
ただ、それを「羊飼いの少年」のように、大声で叫び回ってみても、耳を傾けてくれる人すら居なかったというのが現実でした。それが、今後は様々な政策を通して、繰り返しアナウンスされ常識化が進んでいくわけですから、効果は絶大です。「世界が劇的に変わっていく」と信ずる所以です。
私たちは、時の権力が作り出す「常識」をメディアを通じて受け取ります。そして、日本人の場合、従順にその「常識」を受け入れます。しかし、自民党政権が余りに長すぎたため、受け入れがたいものが目立つこととなりました。特に、小泉郵政選挙以降の4年間は、自民党支持者に取ってすら蛇足になってしまいました。結局、価格競争力の支配する市場主義経済を「善」としてきた政権に、「すべてはリーマンショックが原因で、自分たちに責任はない」と言い張られてしまうと、信じて付いてきた人は行き場を失います。
4年間の蛇足が、民主党をより賢くしたのだと思います。そして、この4年間がことの緊急性を高め、舵取りの急進性を決定付けたのだと思います。誰が何を為すにせよ、問われるのは「本気度」です。揺るぎない確信を自らの行動に課す姿勢と彼等の目力に、私は期待します。
(つづく)
ただ、それを「羊飼いの少年」のように、大声で叫び回ってみても、耳を傾けてくれる人すら居なかったというのが現実でした。それが、今後は様々な政策を通して、繰り返しアナウンスされ常識化が進んでいくわけですから、効果は絶大です。「世界が劇的に変わっていく」と信ずる所以です。
私たちは、時の権力が作り出す「常識」をメディアを通じて受け取ります。そして、日本人の場合、従順にその「常識」を受け入れます。しかし、自民党政権が余りに長すぎたため、受け入れがたいものが目立つこととなりました。特に、小泉郵政選挙以降の4年間は、自民党支持者に取ってすら蛇足になってしまいました。結局、価格競争力の支配する市場主義経済を「善」としてきた政権に、「すべてはリーマンショックが原因で、自分たちに責任はない」と言い張られてしまうと、信じて付いてきた人は行き場を失います。
4年間の蛇足が、民主党をより賢くしたのだと思います。そして、この4年間がことの緊急性を高め、舵取りの急進性を決定付けたのだと思います。誰が何を為すにせよ、問われるのは「本気度」です。揺るぎない確信を自らの行動に課す姿勢と彼等の目力に、私は期待します。
(つづく)