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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

資本主義と民主主義


<おまけ>

皆さんは、ハリウッド映画が映し出す「近未来」を見たことがあるだろう?その「近未来」が共通に映し出しているものこそ、矛盾を抱え込んだ「資本主義」が私たちにもたらす(近)未来だ。だが、その「矛盾」を解消不能なものにしてしまった理由には、私たちが「大いに」関わっている。習慣性の動物である私たちは、それぞれの持つ「弱さ」と決別することができない。辻褄が合わないことを承知していても、「浪費」を基本とする経済に逃げ込んでしまう。そこが、「ヌクヌク」と心地よく感じられるからだ。それぞれの持つ弱さに「NO!」と言えない「積み重ね」が目の前の「現在」を作り上げている。私たちは、その「弱さ」の陰に隠れながら、自らの「権利」だけは主張する輩に成り果てている。

だから、今のままで行けば、間違いなく映画が映し出す「近未来」は現実のものとなる。廃墟のようなところで、薄汚れた人々が「ヒソヒソ」と生きている。それは、自らの「弱さ」を「権利」と取り違えた人々が生きるに相応しい場だ。人類がこの星の盟主となれたのは、その生命力の「強さ」ゆえのことだ。もうすっかり姿を見かけなくなりつつあるが、私たちは農業を支えてきた年寄りの頑強さを確と見直すべきだ。一昔前まで、私たちの住む社会はその「強さ」に満ちていた。だが、今は「どうだ?」体を使うことを「厭う」人ばかりだ。それが、人間社会全体をどれほど「脆弱」なものとしてしまっているか?

私の言いたい事は、「政治的」なことではない。政治などマヤカシに過ぎないのだから、「糞喰らえ!」だ。
私は、あくまで、人間がその持って生まれた「力」を「正当」に、「余すところなく」使うべきだということを述べているにすぎない。産業革命のお陰で、人類は利便性と共に人口の膨張を手にした。その膨れ上がった人々が本来持つ「力」を「正当」に「余すところなく」使って「食糧生産」に励まなければ、深刻な「食糧危機」に直面してしまうのは、誰がどう考えても必然だろう。だが、食糧生産の代わりに、世界中が「食べられない」工業製品の拡大生産競争を繰り広げている。その様は異様と言う他ないが、世界中が「売れない」工業製品を無我夢中になって作り続けている。そして、そのために、化石燃料を掘り起こしては「無駄」にしかならない製造に供している。その幾重にも及ぶ「無駄」から逃れられなくなっているのが、今の「資本主義」の姿だ。

だが、それを指摘すると、多くの人が「民主主義」にではなく「資本主義」に逃げ込もうとする。人々は、一心不乱に沈み行く巨船に乗り込もうと先を争う。そして、人々はその「滑稽さ」と「皮肉」に気付くことができないでいる。

問題は、「イデオロギー」の違いにあるわけではない。人々が「弱さ」をひけらかし、「弱さ」を「カネ」で補えると考えるに至っていることにある。食糧生産を二の次と考えてしまえる社会で、人間が本来の「強さ」を保持できる「道理」はない。その根本を度外視してしまうほど、私たちは「間違った」道に足を踏み入れてしまっているのだ。

映画が映し出す「近未来」には、根拠がある。「肌で感じる」抜き差しならぬ「現実」がそこには映し出されている。だから、それぞれの人が「強さ」を投げ出したままでいれば、その「近未来」はすぐにでも「やって来る」。映画の中の「近未来」は、一度訪れると「どうやって元に復することができるか?」という困難さに満ち満ちている。私たちが「ヌクヌク」に甘んじているかぎり、孫子が被る苦難は計り知れない。この世は、すべて「必然」が支配している。苦難がなければ、人は「強さ」を取り戻すことはできない。だから、孫子に「苦難」と「強さ」をプレゼントしようという考えも成り立たないわけではない。だが、そういう意図がないならば、それぞれの持つ「力」を民主主義に吹き込むことが、民主主義教育を受けて来た私たちにとっては一番組みし易い方法ではないか?そういう主旨で、「資本主義と民主主義」を書いた。だが、書き終えたことで、それぞれの持つ「弱さ」は集積することで「強大な強さ」を持つに至っていることを改めて実感している。

それ故に、私たちはハリウッド映画の映し出す「近未来」に行き着くしかない。「資本主義」が抱える矛盾が、「人々の弱さ」を醸成し顕著にさせた。あるいは、「人々の弱さ」が逆に「資本主義」を支えられなくなったと評した方が良いのか?いずれにせよ、根本的な問題を抱え込み老朽化した巨船は、人々の重さに耐えかねて沈む。

私たちは、「新しい」「時代に見合った」価値観を創造できる「強さ」を身につけるしかない。

(完)


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