fc2ブログ

資本主義と民主主義


民主主義とは、「金」も「手間」もかかる政治形態だ。その「民主主義の皮を被った」資本主義は、あまりに「税金」を無駄使いし過ぎただけでなく、資本主義の本質すらも変えてしまった。資本主義というのは「資本家を王様とする」考え方だが、民主主義は「市民を王様とする」考え方で、両者は相容れない。「王様」は数少なければ、税金を独り占めできる。だが、数が多ければそうは行かない。だから、市民を王様にするという考え方の主旨は、あくまで「主権在民」に軸足を置き、「平等」を重んじるものだった。だが、民主主義者に「なりすました」「資本主義者」たちは、一時の方便として税金も民に分け与える「策」を弄した。

特に日本の場合は、軍国主義者たちが起こした戦争で「負けた」ばかりだったので、数々の労働争議を経て、資本家たちの方が「欲しがりません、勝つまでは!」を貫くことになった。それが、世界にも例のない「平等主義」を日本に根付かせるくこととなった。だが、「好事魔多し」とはよく言ったものだ。資本主義が社会主義に勝利をした頃を境に、資本主義は変節を露わにすることとなる。貧乏な社会主義国を、自分たちの側に取り込むために、もう一段の「無理」をしたのが祟ったのだろう。

「勝利」を機に、先進資本主義国は一斉に税金を原資とする経済拡大路線に乗り出した。だが、製造拠点を海外に移した後の先進国同士の競い合いは、結局のところ、後進国に「漁夫の利」を与えることにしかならなかった。お陰で、どこの先進国も膨大な財政赤字を抱えるだけでなく、同時に「経済の変調」までも抱えることとなった。私の知る限り、この変調から抜け出す術を理路整然と明らかにしている経済学者は、ただの一人も居ない。そこで、各国が行き当たりばったりの政策を持ち出したが、結局「超大国」アメリカのやり方に追従するしかなくなった。日本も一昨年末から、アメリカ同様に金融を緩和して、その勢いで底なし沼から脱出する方法を取ることとした。だが、その手法が「もし」有効なら、とうにアメリカは不況から抜け出せているはずだ。その手法とは、後進国に緩和マネーを注入し、世界経済を「成長」に導くというものだ。お金のない人にお金を持たせれば、「購買」を促せる。誰が考えても当たり前のことだから、確かに経済は世界規模で「成長」した(かのように見えた)。

(つづく)

コメント

非公開コメント

最新記事
プロフィール

窓男

Author:窓男
水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
私たちは、その再生を果たしたばかりの「天然水」をお届けする、「天然水道」網の構築を目指しています。

最新コメント
リンク
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード