サントリー+アクアクララの化学反応
何はともあれ、サントリー+アクアクララが動いたことで、彼らがそこまでを視野に入れているかどうか?は別にして、「飲用水事業の民営化」は否が応でも「まな板の上に上がる」こととなる。大企業が豊富な資金力を投じテレビCMで「天然水」を連呼すれば、テレビから離れない人々の頭には「天然水」が、強迫観念の如く貼り付く。そうなれば、国民の多くが「天然水」を水道水に代わるモノとして意識する日々がやって来る。そこに、何処(群馬)かの自治体が動けば、その動きは日本国中津々浦々に広がっていくこととなる。「テレビCM」か?「国や地方自治体」か?そのどちらにせよ、そこにメディアが絡めば、人々の意識は「コロッ」と変わる(変えられる)。だからこそ、「テレビCM」にお金を掛けられない私たちは、県を担ぎ出す必要がある。「大義」は、「地場産業の活性化」だ。だが、それは「噓をついて」担ぎ出すわけではない。県とて、県内産業を隆盛に導けなければ、地方経済は痩せ細るばかりとなる。補助金をもらうことで、その後の県税導入を不可避にしてしまう「愚」を繰り返す財政的余裕は、もう地方には残されていない。
(つづく)