手動ポンプ考 (=誰もが儲からない商売に精を出している)
なぜ?資本主義は自ら「原理原則」を曲げてしまったのか?それは、「経済成長」という「数字」のみに囚われてしまったからだ。本当に必要な「原理原則」は、「需給関係に立脚する」ことだ。「需給」に裏打ちされた安定こそが「経済」を支える。需要が、今の株価のように上がり続けることなどないのは、「赤ん坊」にだって判る話ではないか!「需給関係」を飛び越えた「成長」などあり得ないし、「需給」を飛び越えて「成長」を求めることは、本来「禁じ手」だ。その「禁じ手」をアメリカが主導し、ずべての先進国を巻き込んだ。そこまではまだ許せるとして、発展途上国まで巻き込んでしまえば、残されるのは「混迷(泥試合)」しかないではないか!
「需給関係」を無視して、「儲けだけは確保できる」商売(経済)などあり得ない。「原則原則」を平気で踏みにじってしまうアメリカに、世界は引っ張られている。それが目の前の世界経済の「姿」だ。そこに、「あなた」は「怖さ」を感じることはないか?
(つづく)