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手動ポンプ考 (=誰もが儲からない商売に精を出している)


供給側が適正な数に収まり、需要に見合った商品を提供する。この単純な「原理」さえ守られれば、「売り手市場」が「買い手市場」に取って代わられることはない。そのためには、経済を「地産地消」を基本としたものに戻すことだ。「地産地消」経済では、需給バランスが大きく崩れることはない。それに反して、グローバル経済では、「安いモノ」が世界中から流入してくる。それは、需給関係などまったくお構いなしに入って来る。だから、「原理原則」は簡単に崩れ去る。だから、国内産業(特に地方産業)は弱体化を免れない。
そこで「税金」での補填が行われるようになるが、それがまた当該産業の弱体化に輪をかける。資本主義に於いて、なぜ?「自由競争」が必要なのか?と言えば、供給側の数を適正に保つためだ。それは、「売り手市場」を保つためでもあるし、資本主義を保つためでもある。その基本を、資本主義国自らが「曲げて」しまった。だから、「誰もが儲からない買い手市場」は何十年となく続くこととなった。

(つづく)

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Author:窓男
水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
私たちは、その再生を果たしたばかりの「天然水」をお届けする、「天然水道」網の構築を目指しています。

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