地方経済の中に貯めを作り出す
だが、「今更」「自給自足経済を目指す訳には行かない」と誰もが思う。しかし、そこに落とし穴がある。「資本主義」の世の中で、産油国以外の国はすべての国が「財政赤字」を抱えている。すべて国が「借金」をしている。その借金は、突き詰めると「一体に誰に返済すべきものなのか?」なぜ?人々は、この借金がグローバル経済が作り出してしまった「代物」だということに、気が付かないのだろうか?各国がグローバルに競った「成長戦略」が、実は経済を無理矢理に拡大させる「浪費戦略」に過ぎなかった。だからこそ、先進国は、今その後始末に「追いまくられている」。それが実情だ。
今や各国が国民から徴収する税金の多くが、その「借金」の返済に当られている。そして、人々はその「借金」返済のために、「雇用を失ったり、緊縮財政の犠牲になっている」。そうした世界経済の中で、本当のところ「私たちの税金(=返済金)は誰の手に渡っているのか?」「経済を成長させれば(経済を拡大させれば?)、この借金は完済できるとでも言うのか?」それを、「本来なら」「国民」は、政府に明らかにさせるべきだ。
(つづく)