群馬で成り立つ水ビジネス
問題は、「どう考えても」価格だ。景気の低迷で、飲食店や旅館の経営も楽ではない。だが、個々人では「水を買って飲んでいる」のだから、その水より安ければ、「飲んでみる」ことに躊躇はない。「ご商売として使っていただけるなら、お安くします」と伝え、まずは「飲んでいただく」。飲んで、気に入ってもらえれば、それを「どう商売に活かすか?」は考えてもらえる。「箱島湧水」を知る群馬県人は多い。その「お水を使用しています」ということは、少なからずお店のグレードを上げる。営業対象は、今のところ一番近い「渋川市」を中心としているので、配達も20〜30分圏内のため、配達の経費はしれている。だから、「安く」できる。その上で、弊社工場まで取りに来ていただける場合は、「もう一段」安くする。取りに来ていただくケースも今年1年で随分増えた。
(つづく)