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業界の方々へ-3

次々と思いつく材質に飛びつくように水道管を全国に埋設した後で、水道局はそれらが「溶け出す」事実に気付きました。硬水は、そこに含まれる鉱物質が水道管の内側に皮膜を作るのに対して、日本の軟水は皮膜を作ることがありません。その分、日本の水は水道管を溶かし込みます。軟水の特性に加えて、酸性質の多い日本の水道の原水も、汚染の進む原水を浄化させるために大量に投与される薬品も、水道管を劣化させます。それらの事実を、内部告発のように著したのが「日本の水道はよくなりますか?」でした。

お読みください。「日本の水道はよくなりますか?」亜紀書房 1988年10月1日第1刷発行


自分たちが埋設した鉛やアスベスト管などが次々と溶け出す事実を知って、厚生省は「何を考えたでしょうか?」「これはまずい」と考えたに違いありません。水道水の規格基準とは、本来水道の末端である各家庭の蛇口で計測されたものでなければなりません。水道管の敷設こそは公共の役割だし、その水道管の管理については当然水道局が責任を負わねばならないからです。しかし、末端で検査が行われた形跡も、それが公表された実例もありません。それは、「末端で検査を行えば、水道水の基準値を超える物質の混入が実証されてしまう」と当の水道局が知っていたためでしょう。その水道局を管理監督する省庁は、「これは早いところ、どうにかしなければ、自分たちに責任の所在が及んでしまう」と考えたにちがいありません。そこで、「恥の上塗り」ならぬ「無知の上塗り」が敢行されました。が、「動機が不純」だと物事をより悪化させるものです。犯罪などの隠蔽工作はすればするほど、深みにはまってしまうように、慌てて、「不都合な真実」を覆い隠そうとしたために、「毒の上塗り」をしてしまうことになったのです。

お読みください。 http://wrap.or.jp/images/h21cyousa.pdf 
 
(つづく)

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Author:窓男
水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
私たちは、その再生を果たしたばかりの「天然水」をお届けする、「天然水道」網の構築を目指しています。

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