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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

東日本大震災に寄せて

そこで、5月9日付けで私は「防災は泥縄では果たせません」と題する文章を以下の機関及び自治体の防災担当者宛にメールしました。国土交通省・東京都・群馬県・茨城県・栃木県・千葉県・神奈川県・静岡県・愛知県・三重県の合わせて10カ所です。

『防災担当者様へ

防災は泥縄では果たせません。
弊社は、群馬県吾妻郡の箱島でミネラルウォーターの製造販売を営んでいる会社ですが、3月11日の大震災後、保健所を通して「御社はどれほどの生産が可能か?」という問い合わせを受けました。キャップメーカーの被災や水道水の放射能汚染が重なったためですが、水はあっても資材がないお陰で、市場からミネラルウォーターが姿を消しました。そして、その品薄状態は、2ヶ月を経過した今でも解消できていないことはご案内の通りです。

今年の夏の電力需要に合わせるために、水力発電所が再稼働を始め、各地の水がめである貯水池の水位がもう既に下がっています。今年の夏はエアコンの使用も控えねばなりませんから、仮に去年の様な猛暑に見舞われなくとも「水不足」は深刻なものとなるでしょう。そこに、何らかの災害が発生した場合、各自治体が備蓄している「水」の量では十分な対処ができないと思うのですが、いかがでしょうか?

そこで、弊社は今までとは違った観点からの「備蓄」を提案します。各自治体に対し、「繰り返し利用できる水の容器とキャップの備蓄」を提案します。
ご存知かも知れませんが、ガロンボトルの大型容器に詰めたミネラルウォーターをお客様にお届けし、空ビンを回収再利用するというビジネスがあります。アメリカが発祥の地で、アメリカでは「市水」に代わるシステムとして、膨大な利用者を得ているものです。このシステムは、水道水に代わるシステムですから、利用者への「安定供給」が一番の使命です。そして、その「安定供給」を支えるのが、回収再利用を前提とするボトルの存在です。

日本は、山国で「天然水」の宝庫です。その国が災害に遭い、資材が足りないという理由で、必要な「水」の供給ができないとすれば、それは「防災対策が整っていない」からだと言う他ありません。良質な「水」は十二分にあるのですから、容器さえあれば、被災を受けていない水工場で、繰り返し必要量の水を詰め、被災地に送り込むことができます。このプランでは、製品での備蓄すら不要です。また、ペットボトルと違いゴミを増やすこともなく、必要な量を必要に応じて賄い、空ビンはまたの機会に利用するように倉庫に保管しておけばよいのです。

今回の災害の教訓は、「広域を巻き込む災害には、旧来のやり方では対応しきれない」という事実だったのではないでしょうか?
あまりに大量生産化が進み生産が一極に集中したお陰で、そこが被災してしまえば、いざと言うときの供給が途絶えてしまう。この事実を踏まえ、如何に緊急時に草の根的供給態勢を機能させることができるのか?その視点を防災担当者が持てないならば、今後も「泥縄」は繰り返されるでしょう?
水はライフラインの中でも「別格」な重要性を持っています。それは、文字通り、私たちは「水なしでは生きて行けない」からであり、ライフラインの中でも一番復旧に時間がかかるものだからです。

その意味で、想定される「東南海地震」に向けて、今回の教訓を「どう活かすのか?」が私たちに課せられている喫緊の課題です。
弊社は、「繰り返し利用できる水の容器とキャップの備蓄」に関して、その素材や容量について、より具体的な提案を用意しています。是非真剣に考えて、お問い合わせください。』

(つづく)


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