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日本の水道の病理

?溶ける水道管 

水道の施設は、浄水場と水道管で成り立っている。水道管で送られてくる過程での水の汚染も大きな問題である。しかも、これは日本特有の問題である。なぜなら日本の水は、ものを溶かしやすいからである。

1 鉛管についての神話-鉛管は溶ける

中西 水道というのは飲むものだから、全く溶け出さないような素材で水道管を作ってほしいという気持ちが、私たち利用者にはあるのですが、現実はそうなっていないですよね。ここで浄水場から蛇口までの問題、つまり、水道管はなにでできているのかということを、ちょっと教えていただけませんか。

小島 ローマ時代の最古の水道というのは、鉛管を使ったわけです。それで今も安全だと思われているが、実は問題なんですけれども・・・・。

中西 鉛管は、戦前は日本にもありましたね。

小島 いや、戦後も使いましたよ。錆もしないし溶けもしない鉛管が一番いいんだと思っていた。何といっても、ローマ時代から使っているから安全だ、といわれていました。もっとも最初は少し溶けるけれども、しばらくすると炭酸塩が管の内側に被膜を作って溶けなくなるんだという理屈がついていた。

中西 確かにそういうふうに聞いていました。管の内側が白くなれば、炭酸塩だから大丈夫だと。

小島 そうです。しかし、これが一つの神話です。

中西 神話ですか。本当はウソ?

(つづく)

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Author:窓男
水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
私たちは、その再生を果たしたばかりの「天然水」をお届けする、「天然水道」網の構築を目指しています。

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