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日本の水道はよくなりますか 2 

日本の水道はよくなりますか 中西準子対談シリーズ1小島貞男さん

中西 要するに、軟水は水道管を溶かす力が強いんですね。まだ鉛管のところは、日本中にたくさんありますか。

小島 たくさんあります。鉛管は、ほぼ半永久的に使えますから、昔入れた管を取り換えるわけないですよ。

中西 そうすると、昔、鉛管だったところは今も鉛管ですね。昭和六〇年の水道統計によれば、管の材質の割合は、表2.1のようになっていて、鉛管はありません。どうしてですか。

小島 それは本管についての統計です。鉛管が使われているのは、その先の細い部分です。

      表2.1 水道管は何でできているか。ただし、この統計は本管についてのもの。
      本管から家庭の蛇口までの管の中には、鉛管も多い。鉛管は将来かなり問題
      になりそうである。

          材   質        延 長 (km)     割合 (%)
       ダクタイル鋳鉄管       177,436        44.8
       鋼   管             14,531        3.7
       アスベスト/セメント管      82,412       20.8
       硬質塩化ビニール管     109,637       27.7 
       コンクリート管             433        0.1
       その他              11,681        2.9

*注 本書は1988年10月1日 第1版第1刷発行 今から20年以上前の対談をまとめたもの

(つづく)

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水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
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