デフレ

世界経済のデフレ傾向は、アメリカが意図してやってきたことが膨らみ、自らもそこから逃れられなくなっていることから生じています。本当は、当のアメリカが自らの誤謬を認め、「名誉ある撤退」を開始することしか、世界が「デフレ」から脱却する策はありません。ただ、今のアメリカが「名誉ある撤退」をすることなど天地がひっくり返ってもありえないでしょう。

そのため、誰も「デフレ克服」を議論しません。アメリカが首を縦に振らないことは「議論しても無駄」という諦観が世界を支配しています。その結果、「デフレ」解消策は存在しないのです。

（つづく）