デフレ
世界は「デフレ」に苛まれています。しかし、本当に今の状態は「デフレ」と呼ぶのが相応しいのでしょうか?
浪費社会を改めることができない世界経済は、その中心を発展途上国にシフトさせる道をひた走っています。表面上、供給過多が確かに「デフレ」状況を作りだしているように見えます。しかし、供給過多が全世界的に起きている中で、「安いモノ」の供給しか求められていないという「本性」を見過ごすと、資本主義経済は「深い藪」の中で進むべき道を見失うことになるでしょう。
その昔、「デフレ」というのは一国の国内での「供給過多」を因子とした「持続的な物価の下落傾向」を指していました。そういう「デフレ」であれば、国内的な「需給」の均衡を図れば解消できます。ただ、グローバル経済下で起こる「デフレ」では、「需給」の均衡を図る術などあるとは思えません。
(つづく)
浪費社会を改めることができない世界経済は、その中心を発展途上国にシフトさせる道をひた走っています。表面上、供給過多が確かに「デフレ」状況を作りだしているように見えます。しかし、供給過多が全世界的に起きている中で、「安いモノ」の供給しか求められていないという「本性」を見過ごすと、資本主義経済は「深い藪」の中で進むべき道を見失うことになるでしょう。
その昔、「デフレ」というのは一国の国内での「供給過多」を因子とした「持続的な物価の下落傾向」を指していました。そういう「デフレ」であれば、国内的な「需給」の均衡を図れば解消できます。ただ、グローバル経済下で起こる「デフレ」では、「需給」の均衡を図る術などあるとは思えません。
(つづく)