TPP
政治家を、「個人的に、好きだの嫌いだの」と言ってみることに意味はあるのでしょうか?政治家はアイドルスターではないし、素人さんでもありません。政治家は「経験がなく、清新だから良い」という存在ではないのです。ですから、その「経験」が旧弊を多少なりとも引きずっているのは「当然と言えば当然」と割り切る必要があります。「旧弊」ばかりを問題視すれば、「改革」を推進できる政治家など一人も居なくなります。そして、もし「旧弊」を問題視したいなら、「もっとずっと前にすべき」でしょう。
それを「いざ」という時に持ち出して「潰しにかかる」。政治家をおとしめて、自分たちの聖域を守り通すという手法は、官僚の「十八番(おはこ)」です。その官僚たちにとって、「アメリカ」は特別な存在に違いがありません。ですから、あからさまにアメリカの権益拡大を図った小泉氏は、「無傷」なままで政治生命を全うさせることができました。官僚の信認を得て、メディアの拍手喝采を背景に、彼は「好き勝手」を続けることができました。「失われた20年」の中で5年5ヶ月を終えた小泉政権が「地方を疲弊させ」「雇用を失わせた」にも関わらず、不人気に陥らなかったのは、ひとえに官僚とメディアから「(個人)攻撃」を受けなかったからに他なりません。それに比して、小沢氏は官僚たちにとっても、アメリカにとっても、「目の上のたんこぶ」以上の存在です。以前はともかくとして、どんな手段を講じてでも「潰さなくてはならない存在」。それが、現在の小沢氏です。
(つづく)
それを「いざ」という時に持ち出して「潰しにかかる」。政治家をおとしめて、自分たちの聖域を守り通すという手法は、官僚の「十八番(おはこ)」です。その官僚たちにとって、「アメリカ」は特別な存在に違いがありません。ですから、あからさまにアメリカの権益拡大を図った小泉氏は、「無傷」なままで政治生命を全うさせることができました。官僚の信認を得て、メディアの拍手喝采を背景に、彼は「好き勝手」を続けることができました。「失われた20年」の中で5年5ヶ月を終えた小泉政権が「地方を疲弊させ」「雇用を失わせた」にも関わらず、不人気に陥らなかったのは、ひとえに官僚とメディアから「(個人)攻撃」を受けなかったからに他なりません。それに比して、小沢氏は官僚たちにとっても、アメリカにとっても、「目の上のたんこぶ」以上の存在です。以前はともかくとして、どんな手段を講じてでも「潰さなくてはならない存在」。それが、現在の小沢氏です。
(つづく)