もう一つの道
確かに、私たちは非力です。大陸の中で、常に生存競争を意識し、征服と被征服を繰り返してきた民と力比べをしても勝ちようはありません。しかし、私たちの抵抗ラインが突破されると、人類は自らの最終ラインを失うこととなります。グローバル企業の最大の思い違いは、「人間」を丸め込むことはできても、「自然」は彼等の頭では考えもつかない局面を用意しているということです。その恐ろしさは、彼等だけでなく、私たちも理解していません。ただ、私たちの非力な防衛ラインが突破された時、「引き金を引いたのは誰?」であれ、人類は今まで経験したことのない圧倒的な「自然の脅威」に直面することになります。
エネルギーの枯渇に対応するという大義で建設が進む原子力発電所を、人間が考える「安全係数」などを遙かに超えた巨大な津波や竜巻が襲う。そんな悪夢が現実とならないよう、日本が「もう一つの道」を進んでくれることを「切に」願います。
(完)
エネルギーの枯渇に対応するという大義で建設が進む原子力発電所を、人間が考える「安全係数」などを遙かに超えた巨大な津波や竜巻が襲う。そんな悪夢が現実とならないよう、日本が「もう一つの道」を進んでくれることを「切に」願います。
(完)