fc2ブログ

「こころざし」(志)を持つ


権力は、「税の徴収」を一手に握ることで政権を確固たるものとして掌握して行く。が、政権が安定することで「戦(いくさ)」や「対外的な戦争」が減り、人口が増える。そして、その人口増が、経済活動の規模や質に変革の必要性を内在させて行くこととなる。たとえば嘗ての日本では、「士農工商」という身分制度が形成されたが、その一番低い身分である「商」が「財」を握り、武士の持つ権威・権力を有名無実化させて行くこととなった。その時に活躍したのが、「幕末の志士」と呼ばれた「こころざし(志)」を持った各藩の下級武士だったことは、私達の学んだ小中高の歴史の教科書にも記されている。

歴史は繰り返される。明治に政権を掌握した権力も、経済という観点から対外的な地位の向上を目指して、欧米列強に対し戦争を仕掛け、敗れ、70年の平和な時期を通して急激に人口を増やすに至った。今の中国同様に「世界の工場」と呼ばれる役回りを拝し、敗戦国としてはドイツと並び称されるほどの復興と経済成長を果たした。が、内容的にドイツとは大きく違い、甚だバランスを欠いた経済振興策を取り続けた。ドイツとの違いで言えば、第二次世界大戦を遂行した勢力の一掃はおざなりとされ、旧勢力はしぶとく息を吹き返した。つまり日本は多くの屍を築いたにも関わらず、新たな「こころざし」を持つ者の登場を促すことができなかった。それが、今の日本の「革新力」の無さと閉塞感を生み出している。

(つづく)

コメント

非公開コメント

最新記事
プロフィール

窓男

Author:窓男
水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
私たちは、その再生を果たしたばかりの「天然水」をお届けする、「天然水道」網の構築を目指しています。

最新コメント
リンク
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード