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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

未来への投資


⚫事業規模は大きくない方が良い。

なぜか?それは事業には「浮き沈み」が付きものだからだ。下記は、NHK NEWS WEB 2019年10月9日の記事だ。

「経営再建中のアメリカのGE=ゼネラル・エレクトリックは、従業員2万人分の企業年金の積み立てと運用をやめることを決めました。アメリカを代表する老舗の製造メーカーは、事業不振と株価の低迷が続く中、経営再建に向け、必要な措置だと説明しています。発表によりますと、企業年金を凍結する対象となるのはアメリカ国内の従業員2万人で、来年いっぱいで払い込みをやめ、それまでの分は、退職後に支払うとしています。企業年金は、企業側も資金を出すことから、今回の措置などによって、GEは最大で80億ドル、日本円で8500億円分の債務削減につながるとしています。発明王と呼ばれたトーマス・エジソンを起源とするGEは、発電所のタービンや航空機エンジンを製造する、アメリカを代表する製造メーカーです。しかし、金融業などへの事業拡大が2008年のリーマンショックで低迷し、2000年に世界一の時価総額を実現した株価は、当時の155ドルから8ドル余りと、18分の1まで下落しています。去年秋には初めて外部出身者を経営トップに迎え、医療機器事業の売却や大規模な人員削減を進めるなど、創業140年を超える老舗の巨大企業は、経営再建に追われています。」

アメリカの資本主義の象徴だったGEでさえ、この体たらくだ。銀行から資金調達をして、事業を拡大しつづけてきた大企業でさえ、(忠実に資本主義を拡大させる役回りに徹して来たが故に、)「資本主義の罠にはまってしまった」と言える。銀行から借りた借金の返済に窮し、企業年金という名の従業員との約定を反故にする挙に出るしかなかった。「事業規模を大きくすれば、企業は安泰」という訳ではない。逆に、図体を大きくすればするほど、長い年月ではその組織の維持管理に想定以上の費用がかかり、その負担に大企業が耐えられなくなる。その象徴的な一例だ。

一方、ファミリー企業は誰か一人だけ手を抜くという訳には行かない。それぞれが、自分の「精一杯」を自らの役割として果たす。ただ、それは「家族」だからという訳ではない。4〜5人という人数であれば、それぞれが自分の得意とすることを役割として受け持ち、自分の最善を尽くすことがごく自然に行われる。一つのチームとして動くと言うことだ。それは、20〜30人や50人やGEのように2万人とは違い、意思の疎通が容易く、機動性にも富んでいる。そして、何よりも「持続可能性」という観点から、私達は自分たちが拠って立つ組織をもっとコンパクトに、必要最小限のものとするところから「再出発を図る」べきだ。私は、「そう」痛感している。

私たち人類は、確かに社会的動物だ。が、群れるべきではない!個々人が自分の個性を十二分に発揮できるような「単位」で行動し、社会貢献と、「自らの糧と未来を」自らで獲得して行ける道を切り開く。一人では何もできない。が、それぞれが主体的に動き、組織としての自信を深めて行ければ、創造性も想像力も飛躍的に伸ばして行ける。その伸び方を型にはめず、その時々の構成員が自由闊達に動く。人は、一人だけでは向上心を維持できない。が、一つのチームとして動けば、「チームのため」と意を決して、自分自身を高めていくことができる。その競い合って個が強くなっていくための組織は、小さければ小さいほど良い。とは言え、役割分担という観点から考えれば、私が考える最小単位は「5人」だ。そうしたユニットが無数にでき、それぞれが経済活動を担う仕組みができて行けば、私たちは如何に「無謀且つ無益な拡大」ばかりに執心して来たか?を知ることとなろう。4〜5人という単位が、最も「自由」「平等」を担保できる数だと私は考えている。それは、個々の構成員が各々の「責任」を全うできるに相応しい数とも符合するからだ。

(つづく)


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