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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

私の考える「水道の民営化」


3.ガロンボトル事業の有用性 消費増税を控えて

a. 相違点

大型容器のミネラルウォーターと市販のペットボトルでは何がどう違うのか?その点が日本の場合は、不明瞭なため、日本では大型容器のミネラルウォーターが市場形成できないでいる。
ガロンボトルのミネラルウォーターの役割は、水道水に取って代わることだ。アメリカでは、「飲食に関わるものをガロンボトルの宅配水」に頼っている。そのため、8~9割の人々が利用している。また、水道が社会資本として整備されていない国では、まさしく「水道に代わるもの」として利用されている。その分、誰もが使える価格設定がなされている。逆に、そうした価格設定を前提とすると、ガロンボトル以外では供給の条件をクリアできない。

b. 経済性

ペットボトル(容器)の1本単価は、たとえば2ℓで76円する。れっきとしたボトル屋さんから、ロット60本で購入した場合の金額だ。その上、送料は別途かかる。そこで、中堅以上のペットボトルのミネラルウォーター製造工場では、ボトルの成型自体も自社工場内で行う。だが、それでも量販店でケース単位で売られている2ℓペットボトル(中身入り)の単価は78円という価格だ。そこに新規に参入しようとする人は、流石にいない。どうやったら、設備投資のお金を回収できるのか?考えなくとも答えは出ているからだ。仮に、1本当たり10円しか利益が出せない商品だとすれば、大企業の効率を持ってしか商売にならない。
一方、3ガロンボトル(約12ℓ)の場合は、1本600円で手に入る。そのボトルを繰り返し使う。弊社の場合では、少なくとも20往復は使う。その場合1往復分は30円となる。2ℓを6本分として456円かかる容器代が30円で済む。この経済性を供給側と消費側が分ち合うことができる。

c. 合理性

重たい水は、送料に経費が掛かる。それを運送会社に委託すれば、往復の送料が掛かる。しかし、自社便で運べばお届け時に空ボトルの回収ができる。つまり送料は片道分で済む。それを狭い範囲で配り切れれば、圧倒的なコストパフォーマンスが得られる。地域に根ざした「天然水道網」が構築できる。仮に、現状の水道水に匹敵するような価格で供給が適えば、汚濁の激しい河川水を原水とする殺菌剤入りの水道水を好んで飲みたがる人は居なくなる。そうした合理性は、ガロンボトル入り天然水の宅配事業にしか成し得ない。消費増税を控えて、多くの家庭で節約の必要性が増す。ニーズに合わせた供給をして、尚且つリッター50円を頂戴できるという採算性は、他の(水)ビジネスには望みようがない。

(つづく)



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