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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

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だが、その「産業革命」が200有余年を経ても、なお終わりなく続いていることに、私達は「留意」しなければならない。この産業革命は、欧米が推進するグローバル経済の進捗に合わせるように、「世界の工場(国)を転々と替えながら、今後も化石燃料という動力源が枯渇するまで続く」ことだろう。欧米列強から日本を含む主要先進国を席巻した産業革命は、今、中国の社会構造を大きく変化させつつ、その中心をアジア全体へと広げている。

ここで、もう一つ留意して置かなければならないことを、記しておきたい。それは、嘗て日本が「世界の工場」であった時に仕掛けた「(太平洋)戦争」のことだ。「世界の工場」には、「冨」が集まる。今の中国のように、建前上、資本主義とは一線を画する国へも、「マネー」が大量に流れ込む。その「マネー」を元に「世界の工場」は軍備の増強に乗り出す。「世界の工場」という地位を確保増強するためだ。それは、いつの時代でも既存の国際秩序とするどく対決することとなる。
そのために、嘗て「世界の工場」だった日本は無謀な戦争へと突き進んだ。また敗戦後の日本が再び「世界の工場」へ上り詰めた時には、別な結末が待ち受けていた。産業革命は、資本主義を生んだ。資本主義とは「マネー(冨)がより多くのマネー(冨)を生み出す世界」だが、その推進役(=世界の工場)が生み出す「成長」が欠かせない。欧米列強における資本主義は、「世界の工場」が引っ張る「成長力」を自らの糧としているからだ。だが、日本の高度成長は、日本自らが豊かになることで「鈍化」を余儀なくされた。高い成長率が見込めるのは、元々の経済規模が小さい国に限られるからだ。その日本が、中途で「内需の拡大」という選択肢を取れれば、安定的な成長を維持することも、欧米列強の仲間入りすることもできたのかもしれない。だが、「外需」一辺倒の日本は、「高度成長」に拘り、自らの「成長の伸びしろ」を食い尽くす道へと突き進んだ。

(つづく)


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