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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

5リットルペットボトル

もう一点、利点を述べます。このビジネスは、いずれ地方の「水」の良い場を基点に、最寄りの都市を商圏として発展していくことになります。その際、水メーカーとしては、ボトルをどのようにして手に入れるか?ということを考えざるをえなくなります。地産地消で生産したものを効率よく配達できたとしても、地方で、ボトルの安定供給をどう図るのか?それは、ビジネスが軌道に乗ってくれば、考慮すべき重要な課題となります。実際、小さなペットボトル(1リットル・2リットル・500cc等)では、自社でボトルを作るようにしなければ大企業に太刀打ちできないという話を聞きます。ある程度の量産を達成しているミネラルウォーター製造会社は、ペットボトルも自社で製造しているのです。
ボトルが大きくなれば、ボトル製造会社からの運賃が原価を押し上げることになります。ボトルが大きくなればなるほど、運賃を「空気に払う」ようなことなってしまうからです。たとえば、北海道や九州や沖縄などの水会社に取っては、ボトルが大きくなれば送料が上がってしまうことから逃れられません。その点、プリフォームのペットボトルであれば、以下の点で運賃やボトル代そのものを圧縮することができます。

プリフォームとは試験管の大きなものと考えてください。キャップをはめる部分だけが、すでに出来上がっています。その下の部分は膨らませるための十分な肉厚を持った試験管の様な形をしています。

1.膨らませる前なので、一度に沢山の輸送ができます。

2.このプリフォームを最寄りのプラスチック成型工場で製品化してもらい入手することができます。

3.プラスチック成型機をレンタルし、自社でボトル製造を行うことができます。

ボトルの成型方法として、左右それぞれの型から抜いたものを張り合わせる方法と、プリフォームを膨らませる方法とがあります。前者は、出来上がったものからバリを取ることやキャップをはめる部分の仕上げとか、熟練者が不可欠です。それに比して、後者は、特に熟練者を必要としない上、精度の高い競争力ある価格のボトルを入手することが可能となります。型代を除くとペットボトルの価格はポリカの2/3~1/2となりますが、ポリカほどは耐久性がありません。そこで、1本当たりの価格を1回当たりの価格で割って使用回数を割り出す計算で、1回当たりの価格がイコールになればよいのですが、1本当たりの価格にボトルの送料を加えなければなりません。ボトルの使用回数が減れば、当然送料に掛かる金額はウェートを増すことになりますが、それを減ずることができればペットボトルの方が容器包装代が安く済むという計算も成り立つことになります。
(つづく)
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