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Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

グローバル経済=金融資本主義の終焉


イギリスが国民投票で、EUからの離脱を決めた。ようやく、人々は今のままでは、自分たちに「利」が回ってくるはずがないことに気づいた。それを、僅差ではあるが、アメリカと組んで「金融」で食って来たイギリスの国民が理解した。これほど、痛快なことはない。民主主義とは、本来「管理社会」と相容れるものではない!だが、それを資本主義の国家権力に「良いように」利用され、国民は騙され続けて来た。それは、「金融」資本主義の「おこぼれ」に、国民の多くが「有りついてこられた」という錯覚があったからだ。だが、その「原資」は、自分たちが納めてきた税金にすぎなかったことに、人々は気づいた。何の事はない。人々は、ようやくのことで、「自分が、自分の足を食いつないでいたタコである」ことに気づいたのだ。

今回のEUからの離脱の伏線は、キャメロン首相の名前も出た「パナマ」を舞台とした、金持ちや政治家の「租税回避行為」だ。そこで名前が出てきた政治家の何人かは辞職した。が、キャメロンも習近平もプーチンも権力の座に居座ったままできた。その事実を、少なくとも「民主主義」社会の市民は看過することをしなかった。

「金融資本主義」の本質は、税金を原資として、株価を吊り上げたり、資源の値を吊り上げたり、為替差益を得ることで税金の横領をマネーロンダリングするものだ。実質経済は、モノに溢れ、その上でそれらを消費するだけの原資が消費者には巡って来ない事態に陥ってしまっている。だから、「手っ取り早く」「税金を蒸かして、カネでカネを作り出す」という邪道に、金持ちも政治家も手を染めるに至った。これが、より先鋭化して「なりふり構わず」行われれば、人々の目につかない訳がない。公的年金の運用まで同様な手口で蒸かして見せようとしても、個々の金持ちや政治家の錬金術の方が優先されれば、すべてが丸く収まるほど世の中は甘くはない。だから、金持ちも政治家も自分たちが儲けたものは、税金のかからない場所に移し、国民からは「税の取り立て」に厳しさを増す挙に出た。

それが、すべての先進国で同時進行で行われているのだから、そこに人々が「訝しさ」を感じないとしたら、逆に人間の知性が疑われる。私は、その点を30年前から、「ずーっ」と訴え続けてきた。だから、今回の事態は、「金融資本主義のおしまいのはじまり」として諸手を上げて歓迎したい。これは、「リーマンショック」どころのショックではなくなる。「金融資本主義」が「人々の幸せとは無縁」のものであり、逆に「人々の不幸せ」の元凶として、イギリスで認知されたことの意味は、これ以上ないほど大きい。アメリカと並ぶ「金融資本主義」の総本山で行なわれた「このダメ出し」が、世界を覆う「金融資本主義」にダメージを与えないはずはない。

イギリスのEU離脱を機に、世界が「どう?」まともさを取り戻して行くのか?大いに注視したい!


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