何が問題なのか?
世代間で、現実を共有できない社会がどういう経緯を辿るか?価値観が「二層」を示し始めれば、若い人たちの側の「現実感」が徐々に社会を突き動かすようになる。それが、「必然」だ。「将来の世代にツケを回してはならない」という掛け声が発せられてから、既に久しい。だが、現実は「どうか?」世界中の国が、相変わらずの「緩和マネーの空吹かし」に現を抜かしているではないか!
これでは、世界中の次世代は「救われない」。各国の財政は、どんどん借金まみれになり、その借金の返済に税金が投入される。それが「将来の世代にツケを回す」ことの意だが、「緩和マネー」の注入による経済の拡大こそが、この借金を産んだ主因なのだから、今のままでは、まちがいなく「(若い人たちの)将来は、現在(年老いた私たちの世代)に食い尽くされてしまう。」
(つづく)