橋渡し
私達の暮らすこの水の惑星=地球の「持続可能性」は、今どういう状態になっているのだろう?
理由の如何は別として、地球の温暖化が進行していることを否定する人は居ない。
産業革命以降の気温の上昇はデータとして残されている。
が、私達は相も変わらず、化石燃料を燃やし、それをエネルギーとし、工場を稼働させ、車を走らせ、世界中の都会を不夜城としている。
産業を活性化させ経済を成長させるとして、人為的に地球を暖め、大量の二酸化炭素を放出させている。
世界一の経済大国のアメリカと、第二の経済大国の中国は、この人為的な温暖化を「やむなし」とし、地球の「持続可能性」に関しては、「知らぬ存ぜぬ」を決め込んでいる。日本も、この二大国の経済成長を羨み、そのおこぼれを頂戴したいと躍起になって尻尾を振り続けている。エネルギーに関しては、大事故を起こした「原発」にも平然と未練を残しつつ、二酸化炭素放出量の多い「石炭」の使用も厭わない。
(つづく)