Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

ウォーターサーバーレンタル事業


ウォーターサーバーのレンタル業が成り立つためには、「お客様からサーバーレンタル料金をいただいている」ことが前提となります。しかし、その前提自体を無視して「お客様を勧誘する」ことが繰り返されて来ました。「水を買っていただくために、サーバーを出汁に使う」ことに手を染めてしまった水販売業者は大勢居ます。「自分で自分の首を絞める」とは、まさにこういうことを指すのですが、「月に2本のお水をお使いいただいたら、サーバー無料」というとんでもない取り決めをした業者が現れ、それがこの業界の「非採算性」を決定づける要因となりました。「大きくならないパイを奪い合う」過当競争にみんながのめり込む状況が出来上がり、その結末として、手の打ち様がない事態を生んでしまったのです。

こうした状況下では、サーバーをレンタルするところが現れても、それに乗れない業者は大勢います。その人たちは、手持ちのサーバーが老朽化した時に、現状の顧客を手放すか?廃業するか?それとも新しいサーバーを買って宛てがうか?といった選択肢の中からどれかを選ばねばなりません。所謂「苦渋の選択」が待ち受けていて、その時はもう「待ったなし」でやって来ているのです。

元々ウォーターサーバーは、電器製品としてみれば決して高いものではありません。しかし、一般の人が買えるものとして存在していませんから、それを水業者が買ってお客様にレンタルすることとなっています。その場合の仕入れ価格は、「12,000円程度が妥当ではないか?」と私は考えてきました。月々のレンタル料金を1,000円とすれば、1年で回収できる金額だからです。また、月々のレンタル料を500円としても、2年で回収できるからです。
但し、現実にはその価格で入手できるサーバーはありません。そこで、中国製サーバーに狙いを定め、何年間もかけてその開発にも関与してきました。しかし、為替の変動により、その目論見は見事に暗礁に乗り上げてしまいました。これほど円安が進めば、如何に中国から仕入れても12,000円には収まりません。それは、同時に韓国製のサーバーの値上がりにもつながりました。水業者が抱えざるを得ない負担が、今までより遥かに増える事態が到来してしまったのです。

問題は、いつまで経っても「このビジネスがサーバーに振り回されている」ことにあります。そして、それは言葉を換えれば、「サーバーを(その価格に値するように)使い切れていない」ことを意味しているのです。大枚を叩いてサーバーを買い顧客に貸したけれど、水の売り上げが少ないため、メンテナンスにかかる経費が捻出できません。そのため、約束通りのメンテナンスが疎かになり、それが結果的にはサーバーの寿命を縮めてしまう事態を生んでいます。メンテナンスをせずに放置されたサーバーは、水の評判や価値をおとしめ、同時に「健康のために飲む」といった動機に対する疑念や業界に対する不信感を醸成させるに至っているのです。

この現状を、メンテナンス業者と連携することで改めて行きたいと考えています。なぜなら、「大量生産・大量廃棄」に即したビジネスの時代は「もう」終わりを告げているからです。私たちの取り組み次第で、サーバーに「10年は使える白物家電」という役割を担わせることができます。804H・604Hならば、それが可能です。それだけの実績をその初号機である704H・504Hで実証してきたサーバーだからです。

関係各位には、「(末永く)利益の計算できる水商売を構築して行く」という再出発点に立っていただきたい。そのために、新規顧客用や買い替えを必要としているウォーターサーバーから、レンタルサーバーに切り替えて行くことを推奨します。

(つづく)


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