「飲用水」事業の民営化を!
だが、その誘惑に勝てない場合に何が待ち受けているかということに、私たちは目を向けなくてはならない!太り切ってしまった人で長生きできた人など「ただの一人も居ない」。同様に、世界中が借金を抱えている経済がいつまでも生きながらえていける「道理」はない!「お金がお金を生む」経済では、同時に「借金が借金を生む」。その借金が、猛烈な勢いで「天文学的」な膨張をみせている。こんな経済で「金融緩和」を続ける意味は、それ以外に為す術がないからだ。結局緩和マネーは、天文学的に増え続ける借金の穴埋め(目くらまし)に使われているにすぎない!だが、それでも借金の穴が埋め切れるはずはない。投入される緩和マネーもまた新たな借金なのだから。つまり、世界経済は「負」の自転車操業中という局面にある。それが「早死=暴発」を招くことは、「もう」疑う余地はない!!!!!!
経済の「自律性」を取り戻す方法は、「デフレ」に依らずともできる。「地産地消」による「需要と供給の一致」という地味だが、確実な基本に戻ること。そして、必ずや「利益」を産み出すモノ(農産物や水)を本気で商うこと。その大元が無用に官に握られてしまっているとしたら、民が取り戻すこと。経済の世界では数字が物を言う。だからこそ、私たちには「贅肉を削ぎ落す」ための地道な継続性や賢明さが求められている。
人は、「再生可能な資源」を求めて止まない。それなのに、自分たちが手にしている「資源」には、「気が付く」ことすらできないでいる。官に任せてしまうことで、「利益」の源を無価値なもの、逆に税金を注ぎ込むものに変えてしまっている。「天然」であることが、一番安全で安心でおいしいものを、一度汚して危険でまずいものに変えてしまってから無用なコストをかける。水道管は経年劣化すると、処理後(十分な処理がし切れていないが...)の水を汚染させる。この自分たちが産み出してしまった「いたちごっこ」から抜け出すためには、「飲用水事業の民営化!」しかない。もう、「今までのままで良い」と言える根拠は、「もう何一つ残されていない!」のだから。
(つづく)