Water Diary

水を通して見える世界の話を、日記に綴ります

日本の水道の病理

人の思い込みは一度それが権威をまとってしまうと、強固な決めつけとなって梃子でも動かないものとなってしまいます。占領下で始められた塩素の投入も、法律で明文化され不可侵なものとなりました。しかし、国が定めたことが正しい方策とは限りません。国が林業の振興策として植林した杉が花粉症の蔓延を生んだように、結果的に国民を困らせてしまう愚策は枚挙にいとまがありません。

天然水の宝庫である国の民が、蛇口から出る水道水を「そのまま飲む」ことをしないとすれば、それは明らかに水道行政の失政です。生物濾過に見られるような自然の持つ浄化作用とそれを経験的に蓄積させてきた知恵を捨て、言われるままに薬剤に頼ってしまう安易さが、間違いの元です。アトピーなどのアレルギー疾患を、水道水に因を求める専門家も少なくありません。それが立証されるまでは「黙って今のままの水道水を飲め」ということなのでしょうか?同じく塩素を水道水に投入するドイツでも、水の良い地方では投入しません。その運用は、日本と比べて遙かに弾力的且つ合理的です。65年以上に渡り、一律の塩素を加える続ける日本は、「科学的洞察力」が欠如していると言わざるを得ません。

(つづく)



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