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日本製サーバー

実は、この間日本の企業が関わったサーバー作りが全く行われていないわけではありません。倒産した(株)北栄も含め数社が、設計を日本で製造を中国で行うという方法でサーバーを作りました。ただ、そのどれもが「日の目を見る」ことはありませんでした。
理由は、2つありました。

1.基本設計に於ける革新性の無さ
アメリカをオリジンとするサーバーは、韓国製を経て今中国製へと移る過程です。それを革新的な発想もなく、ただ小手先の改良だけで日本企業が絡んでも、全く意味を成しません。それは、ただ「高い商品を作る」というだけのことで、結局買い手のつかない商品となりました。その上、思いつきだけは盛り込もうとしたため、品質的には韓国製や一部の中国製の方がまだ「まし」という醜態までさらけだすこととなりました。それは、日本の家電メーカーが「もの作り」をする場合の緻密さなしには、日本の技術と言っても特別なものではないことを実証してしまいました。

2.中国で作らせたこと
日本の技術の高さは、どこに由来しているのでしょうか?それは第一義的には、日本の消費者の製品を見る目です。その目を満足させるために、日本は部品の1点1点に至るまできめの細かい品質管理をしています。それらの部品が組み合わされてはじめて、完成度の高い商品は出来上がるのです。一方、中国はまだそんなことは及びもつかないレベルで、模倣品を量産しています。ですから、それらの部品で組み上げられた商品は「それなり」のものとなります。
(つづく)
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Author:窓男
水は、あらゆる生命の細胞をくぐり抜けることで生き物たちを束ねながら、地球と成層圏を舞台に、輪廻転生をくり返しています。
私たちは、その再生を果たしたばかりの「天然水」をお届けする、「天然水道」網の構築を目指しています。

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